Q&A

園庭芝生化Q&A

管理作業で子どもたちができることは何ですか?

管理作業において業務委託する作業と子どもたちと学校の先生方、父兄、地域の方の協力のもとに自主管理できる作業があります。小学校高学年ぐらいであれば、大人の指導のもと散水や芝刈り作業に参加できます。自ら管理に携わればコストの低減にもつながり、より芝生への愛着が増し大切に思うことでしょう。環境教育の一環としても、子どもたちの参加をぜひお勧めします。

消毒の害はないですか?

管害虫の駆除を強力な薬剤のみに頼ると生態系のバランスが崩れ、特定の種類の害虫のみ大発生してしまう危険性が生じます。芝生は子どもたちの健全な運動、遊びの場を提供するだけでなく、鳥や虫などが互いに関り合い、自然界のバランスを保ちながら生きていることを学ぶ場でもあります。従って、適切な芝生管理を行い、鳥たちが住みやすい環境を整備するなど、薬剤のみに頼らずに害虫の発生を最小限に抑えるような工夫が必要でしょう。リバーフロント方式で使用するバミューダグラスは、芝草の中でも病気に強い暖地型の芝草に属し、薬剤散布を極力なくした管理が可能です。

芝生化でできなくなる競技はありますか?

陸上競技、ソフトボール等の運動競技の種類によっては実施しにくくなるものがあります。また、使用頻度の集中する場所については、芝生以外の選択も必要です。芝を張る範囲を決めて実施することが大切です。

臨時駐車場として利用しても大丈夫ですか?

芝生は一般の植物と比べ、ある程度の踏圧に対しては、非常に頑強な性質を持っています。しかしながら、踏圧の頻度や強さが増すとどんなに耐踏圧性に長けた芝草でも、良質な生育を維持することが困難になります。駐車場として利用する場合は、芝生及び床土が湿っていない条件下で月に1回程度使用することは可能ですが、使用頻度が高くなると芝生の床土に凹凸が生じやすく、管理コストアップに繋がってしまいます。

子どもたちに害を及ぼす虫は付かないのですか?

我が国の大部分は芝生の生育に好条件な温暖湿潤な気候で、芝生の害虫の数も多く約40種類が知られています。しかしながらいずれの虫たちもこども達に悪影響を及ぼすことはありません。むしろ環境教育の一環として自然に親しみ、虫が好きなこどもたちが増えてくれることを期待しています。